Panaferd®を選ぶ理由
新しい菌の発見
アスタキサンチンを生産するパラコッカス菌を発見
私たちは数百もの土壌サンプルを収集し、１つずつ生産物の構造を調べ、アスタキサンチンを生産する菌株を発見しました。従来アスタキサンチンを含むと報告されてきた酵母や藻類ではなく、発想の転換により異なる微生物に着目した点が転機となりました。この微生物を”パラコッカス属”の新種、Paracoccus carotinifaciensと命名しました。
条件検討、国内販売開始へ
地道な検討を繰り返し、研究開始から10年後に国内販売開始
発見当時、パラコッカス菌に含まれるアスタキサンチン量は非常に少なく、商品化するためには生産性の向上が必要でした。私たちはオーガニックやナチュラルといった海外市場のニーズを先読みし、遺伝子組み換え技術は使用しない方法でパラコッカス菌の自然改良と生育条件検討を始めました。地道にトライアンドエラーを繰り返し、研究開始から10年後に日本国内での製造・販売が実現しました。
さらなる飛躍へ
生産性を飛躍的に向上させ商業生産を開始。
さらに認可取得により販売エリアの拡大にも成功。
生き物である微生物は、日によって状態が変わります。僅かな量の金属や培地成分が生育に影響を与えるため、安定的に培養することとスケールアップに苦戦しました。
毎日顕微鏡で菌の状態を確認しながら、発生した現象に対して1つ１つ丁寧に原因究明を重ねました。半世紀かけて蓄積した当社独自の発酵培養技術も活かしながら、発見当初から生産性を1,000倍以上に向上させることに成功しました。この技術革新により、自然由来のアスタキサンチンをサーモンの商業生産に使用できる価格で提供できるようになりました。
また生産性向上と並行して、販売エリアを拡大するために認可取得に取り組みました。Panaferd®の安全性、効果性の確認から申請・審査まで、合計約6年をかけてヨーロッパ、米国の認可取得に成功しました。ヨーロッパでは、オーガニックサーモンの需要の高まりも重なり、私たちのPanaferd®は養殖業者や流通から選ばれる素材となりました。
世界中の食卓へ
Panaferd®の安定供給を維持し、世界中の食卓に安心と彩りを
本格的に販売を開始してから、約20年。私たちはPanaferd®の品質を保ちながら安定供給に努めてきました。これからも世界中の食卓に安心と彩りを届けていきたいと考えています。
